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春、小雨の中での與川白山神社の祭礼、道化の化粧から獅子役の着物の着付まで、準備段階から取材させていただいた。この地は、三年に一度の元旦の獅子神楽が地内全域を巡り、悪魔祓いを行う。昨年の元旦に取材した大型写真を奉納寄進し、社殿正面に貼っていただいた。 |
≪新緑の阿寺渓谷から恋路峠を越えて柿其集落へ≫
清く澄み切った阿寺川の渓流に岩魚の稚魚が遊び、大桑村から南木曽町柿其に向かう。空には鷹の仲間か、餌を求めて渓流沿いに悠々と舞う姿が一段と印象に残った 山間のいたるところに野生の藤が薄紫の花をつけ、天白公園のツツジの赤と対象的 |
木曽駒ヶ嶽二合目の駒ヶ嶽神社里宮で例大祭があり、国選択無形民俗文化財の太々神楽が奉納された。修験道の流れを汲むといわれるこの太々神楽は、一子相伝、演目十三座が奉納され木曽の山や谷に、伝統に法った笛・太鼓の音が響き渡った。 |
御嶽信仰は江戸期より長きにわたって今も白装束に身を包み、山への信仰が堪えることなく今に継承されてきた。尾張の覚明、江戸の普寛、二人の行者によって広く 軽潔斎によって山への登拝が許されるようになって、死後の魂が山に帰るという信仰が一気に全国に広まった。御嶽独特のお座によって、先達の吉凶や卜占、病気平癒など、庶民に親しまれた信仰は、老若男女、年齢を超えて引き継がれている。 |
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