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上町の青の雄獅子は縦の勇壮な動き舞い、下町は赤の雌獅子の横への艶舞いが、狭い旧中山道の宿場で繰り広げられ、獅子屋台は七夕の尾を持つ。木曽路の夏祭りの始まりです |
梅雨明け前の寝覚大宮神社、前夜祭「芸ざらい」復興30年を記念した今年、伝統の地芝居の舞台に「白波五人男・浜松屋の場」がかけられた。獅子狂言のこの地で頭を付けず弁天小僧の歯切れの良い啖呵に、見物衆の間からヤンヤノ喝采とお捻りが舞った。 |
上松町荻原の鹿島神社祭礼は、隣地区の大宮様と何時も日にちが重なり宮司の忙しさはこの上ない。同日の朝二つの神事を司る。荻原の獅子舞は独特の低い姿勢に特色がある |
水船の里中山道木曽須原宿、街道筋には丸木を刳りぬいた水船がそこかしこに設置され、いまも山からの冷たい水が引き込まれ、旅人の疲れを癒す村人達の思い遣りに往時の面影を垣間見る風情が残っている。造り酒屋の軒下には酒林が僅かに揺れている |
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